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新型コロナウイルスが注文住宅にも波及中

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新型コロナウイルス 注文住宅 影響

新型コロナウイルスが全世界を震撼させていますが、医療現場だけでなく建築事情にも暗い影を落としてきています。

住設大手メーカーは軒並み商品の販売停止をせざるを得ない状況に陥り、着工・竣工が間に合わないなど、戦々恐々の方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルス問題

2019年12月に中国で発症しましたが、ここまで感染力が強いとは誰も思ってもいなかったと思います。

日本で騒がれ始めたのは2月に入ってからのダイヤモンド・プリンセス号の集団感染です。その後、小中高学校の一斉休校などの要請が上がり日本経済・世界経済に大打撃を与えています。

住宅設備の欠品

LIXIL・TOTOなど、日本の住宅設備を多く手掛けている企業が軒並み販売停止に追い込まれています。

影響が拡大していったのは2020年2月中旬からで、納期が遅れる旨の通知が発出されました。しかしその翌週には「販売中止」に切り替わっています。主な輸入先である中国の工場の生産ラインが崩壊しているのが原因で生産に目途が立ちません。

各メーカーは正常ラインに戻せるように尽力しているところですが、工場が閉鎖されている手前どうしようもなく、手の打ちようがないのが現状です。

中国工場に頼り切ってしまったデメリットがここまで波及するとは、リスク管理は難しいものです。

納期未定

販売中止とはいえ、見込みはどのくらいかかるものかというと、LIXILの現時点での予測では約3ヶ月後だそうです。

No 欠品設備
1 IHクッキングヒーター
2 食器洗い乾燥機
3 レンジフード
4 トイレ全般
5 浴室乾燥機
6 キッチン水栓

以上の商品を新規で発注した場合、3ヶ月後の2020年6月頃に納品されるであろう、と言われています。もちろん、予測ですので新型コロナウイルスによる工事遅延が長引けば納期延長も十二分に起こりえる状況です。

既に発注している分でさえも納期遅れが生じていしますので、計画通りの竣工・完了検査が行われない状態に陥っています。

未完成でも完了検査が可能に?

建設業者は、完了検査を終えないと引き渡しができません。引き渡しをしなければ残金の支払いを得られませんので、最悪の場合、資金繰りの悪化から倒産まで考えられます。

それを打開しようと国土交通省が2020年2月27日に「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う完了検査等の円滑な実施」の通知を発出しました。

納期の遅れによる一部の建材・設備がないことを建築主に十分に説明した上であれば完了検査が行えるという内容です。

例えば「トイレがついていないけど建物は完成しました。引き渡すので残金を払ってください」という要望が通ることになります。

ですが、トイレがない家に誰が住むのでしょうか・・・?

食器洗い乾燥機であれば泣く泣く許容できるかもしれませんが、トイレは死活問題です。

レンジフードの場合も消防法が絡んでくるので難しいような気がしますが、IHクッキングヒーターはカセットコンロを使えば生活はできそうです。

キッチン水栓がなかったら何をどう生活すればいいのか謎ですよね。

施主はこの条件を受諾できるのでしょうか?住めない家の引き渡しを受けても、新居と現住居の家賃を2重支払いする可能性が出てきます。

しかし、建設業者から「受諾して貰わないと倒産してしまう。倒産したらアフターフォローも何も出来なくなってしまう」なんてことを言われたらどうでしょうか?

政府としては、まず企業の救済を最優先し、消費者は後でフォローする体制を取っているように思えますが、日本経済が危機的状況なので泣き寝入りをしなければならない可能性が見えてきます・・・・。

これから着工予定

私たちの場合は、これから着工の予定ですが既に遅れる可能性も出てきています。

工務店に見積依頼を出している最中ですが、メーカーがこの状況下で見積価格を出せるのか定かではありません。

仮に出てきたとしても納品してもらう時期は約7か月後の2020年10月前後の計画です。さすがにそこまでには工場も稼働しているだろう。という目論見ですが、着工自体が遅れた場合は工期も後ろにずれ込みます。

そうなってしまったら住宅ローンやら資金繰りやらどうするか悩みの種が尽きません。

建築資材の納期も遅れているという情報もありますので、最初に行う木工事が計画通りにいくのかも怪しい状況です。

大規模感染症

10年に1度、もしくは数十年に1度の大規模感染症のタイミングに当たってしまったのは災難ですが、何とか年内の竣工・引き渡しを目指していきたいものです。

そのためには新型コロナウイルスが早期に終息してもらうことを祈るしかありません・・・。しかし、最新の報道によると終息は当分見込めない見解も出てきているようです。

そうなるとウイルスと共存しながら経済活動を行う必要がありますが、そのタイミングをいつにするか?は非常に悩ましい判断になりそうです。

学校の休校を取りやめにする。会社員には通常生活に戻ってもらう。こういった自粛要請をやめて、インフルエンザと同じようにウイルスと向き合いながら生活を送る必要が出てきそうです。

このままずっと自粛状態であれば経済崩壊まで見えてきます。

これから新型コロナウイルスに右往左往させられそうですが、現在工事中もしくは着工予定の施主さん、それに係る設計事務所・建築現場の方々。それぞれがリスクを最小限に、大きなトラブルに陥らずに家づくりが出来上がることを祈っています。