前回の記事(基礎工事の着工 狭小地がより狭小に感じます。 – 僕のおうち工房)では根切り・防湿フィルム・捨てコンまで進んでいましたが、鉄筋の組み立てが終わり配筋検査に移行しています。
配筋検査
工事は順調に進んでいるようで、設計事務所・構造事務所・工務店が立ち合いの元、配筋検査が無事に完了したと報告がありました。
施主としては現場に足を運んでいませんが、写真をメールで頂きました。
ただ、写真を見ても何をどうチェックしているのか素人が見ても分かりようがありませんので、ここは委託契約・請負契約しているプロの方々に全てお任せです。
地中梁
お家は3階建てで構造計算が必要なため、構造事務所の先生も入ってくださっています。基礎の配筋が複雑すぎて何が何だか分かりません・・・笑
至る所に地中梁が入っているのですが、左下の赤枠で囲んでいるところは鉄筋だらけです。ここの箇所だけでも10本以上の異形鉄筋が組まれていますが、これがどう作用するのか?は謎です 笑
鉄筋工の方も大変だったでしょう・・・直接お会いすることはありませんでしたが感謝の限りです。
中央の赤枠で囲ったところはフックが逆さになっています。これが何を意味するのかも謎です。まぁ、全てが謎な訳ですが・・・笑
こんな複雑な中でも構造事務所の先生から若干の指摘が入り、是正が済んでいます。
一般の施主には到底分かりようがありませんが、一つ一つにしっかりとした意味合いが存在し、計算され尽くした基礎の配筋をしてくれたものだと思います。
一般的な配筋
基礎が地中梁になっていなければ、もっとシンプルな作りになることが多いようですね。
このような感じで高低差もなく、フラットな作りになっているのが分かります。
土地の広さも影響するのだと思いますが、私たちの土地は細長い・狭小地・3階建て・基礎のGLが違う。と構造計算がすごく大変なようで、配筋もすごい入り組んでしまうようです。
フックの重要性
鉄筋のフックは構造計算では重要な役割を果たしてくれるようです。
仕組みは正直なところ分かりませんが、揺れに対しての強度が向上するため3階建ての住居ではほぼ必須のようですが、2階建ての一般的な配筋の場合はU字のフックになっておらず結束線で固定するのが多いようです。
地中梁の箇所以外も全てフックの異形鉄筋で組まれていますし、地中梁を束ねる鉄筋の周りにはロの字の鉄筋で動かないように組まれています。
見えなくなる芸術品
私たち夫婦が捨てコンまでの施工を見に行ってから、約1週間以内に配筋と配筋検査が終わってしまいました。
そして1週間以内にコンクリートの打設が始まります。
この美しく計算された配筋にコンクリートが流し込まれ、全て見えなくなってしまう訳です。
見えなくなってしまう訳ですが、コンクリートの中でしっかりと地震の揺れに対応してくれる働きをしてくれるんですね。
鉄筋工の職人さん、丁寧なお仕事ありがとうございました。
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