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【男性育休】子どもを授かったので育児休業を1年間の取得申請しました。vol.1

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男性で育児休業を1年間取得しました。

2022年8月に念願の第一子が出生しました。赤ちゃんの成長は早いと言いますし、近くで見続けていたいと思い、育児休業の取得を会社に申請しました。

男性の育児休業

東京都では育休ではなく「育業」という愛称に変更しているようですが、育休の方がまだ馴染み深いので、育休と記載をしていきます。

2021年度の男性の育休取得率はわずか13.97%で、厚生労働省から雇用均等等基本調査で報告が挙がっています。その中の取得割合は以下のとおりです。

取得日数 割合
5日未満 25%
5日~2週間 26%
2週間~1ヶ月 13%
1ヶ月~3ヶ月 24%

3か月未満の割合は88%となり、ほとんどの方が短期間です。そもそも5日未満を育休としてカウントしてい良いのか謎に思いますが・・・。なお、12ヶ月以上の育児休業を取得するケースは0.9%のようで、私はこの1%未満の中に入ることになります。

なお、妻は産前産後を取得後に育児休業を1年間取得します。そのため、夫婦で揃って育児休業を1年間取得することになります。

我が社の取得状況

私は総務課に所属しており、育児休業の申請等の職務に従事していました。私が勤めている間では、男性が育休を取得した方は数える程度で、取得したとしても1ヶ月付近が多く、長くても3ヶ月です。過去の決裁も調べてみましたが、古くなればなるほど取得者が減っていく状況でした。

そんな中、1年間の申請しても大丈夫なのか?と思われるかもしれませんが、正直なところ、労働者の権利なので何も気にしていません・・・笑

育児休業の給付金は雇用保険から出るため、会社側は費用面の負担はありませんし、私自身も雇用保険をしっかりと納めています。毎月お金を納めているのに育休の制度を使用しづらいというのは変な仕組みに思えてしまいます。

という本音と建て前があり、実際には利用しづらいケースも多いと思いますが、仕事の引継ぎをしっかりしていれば会社にも迷惑がかかりませんし、それ相応の準備をすれば良いと思っており、何も気にせず育児休業の申請を出すことにしました。

4ヶ月前に育休申請

妊娠が判明したのが1月頃で、その時期では無事に育ってくれるか分かりませんので、安定期に入るまでは何も伝えていませんでした。

安定期に入るのは3月頃でしたが、この時期は人事異動もあるため異動が確定した後の4月に育児休業を取得する旨を上司に伝え、後任を充てるのか、代替職員を採用するのか人事関係の処理をお願いしました。

国を挙げて男性の育休を推進していることもあり、私の会社では快諾という運びでしたが、そもそも育児休業の申請を拒否できる制度にはなっていませんので、提出すれば「必ず取得」できます。ただ、周りの人は職場に迷惑がかかってしまうから・・・と取得しない方が多いのも現状です。

給与の減額

育休を取得している最中は給与が0円になりますが、育児休業給付金が6ヶ月までは67%、6ヶ月以降は50%が支給されます。社会保険料が免除されますので、実質的な賃金は約8割程度が支給される計算になります。

ただ、月給だけしか考えられておらず「ボーナス」については何一つ考慮されていないので、年収で考えると大幅減収になるのは否めません。簡単なシミュレーションをしてみます。

項目 通常期 備考
手取り 300,000 振込額
月給 345,000 社会保険料を約15%加算
年給 4,140,000 月給×12ヶ月
ボーナス 1,380,000 月給×4ヶ月
合計 5,520,000 源泉徴収の額面

ざっくりとした計算過程ですが、年収500万円前後の場合で毎月の手取りが30万円のケースです。賞与の社会保険料や所得税や翌年度の住民税を加味すると可処分所得(自由に使える振込金額)は概ね370万円前後になります。

それでは、育児休業給付金だと1年間いくら貰えるでしょうか。

項目 金額
給付金(6ヶ月未満) 231,150
給付金(6ヶ月以降) 172,500
合計 2,421,900

育児休業給付金は直近の6ヶ月~12ヶ月の総支給額に対して計算されますが、年収500万円前後の場合は、約240万円を年間で頂けることになります。ただし、この給付金には住民税がかかりませんので、実質的には+10万円ぐらいの価値があり、約250万円の収入と考えて良いです。

さて、以上の2つを比較すると口座に振り込まれるのが370万円から240万円に変わるので、差額は130万円となり、給与の大幅減額は必至です。

事前計画をしっかりと

ただ、給与は大幅に減額しますが、一分たりとも働かなくても貰えるお金としては十二分な金額だと思います。

何もせずとも毎月20万円が貰えるわけですから、家賃と食費、光熱費を支払ってもまだまだ余裕が生まれます。それに1歳になるまでは旅行などにも行けませんし、会社勤めならではの交際費もかからなくなりますから、そこまで逼迫した生活にはなりません。

また、収入が100万円以上減額することが最初から分かっているので、妊活前に貯金を徐々に進めていく資金計画を立てやすいです。予期できる事由と予期できない事由の大きな違いですね。

家族構成の変化

少し前の家族構成であれば、祖父母・父母・子の3世代家族の「大家族」が主流だったので、父親が仕事に行ってしまっても祖父母のサポートがあるため、子育ての負担は一定程度軽減されていました。義母だと違う心配があるかもしれませんが、それでも見てもらえるという安心感は大きいと思います。

しかし、現在は夫婦と子供の「核家族」が主流ですので、父親が仕事に行ってしまうと必然的に母親が一人で全てを行わなければなりません。もちろん里帰り出産という方法もありますが、一般的な期間は1ヶ月~2ヶ月程度です。それ以降の育児と家事を母親が多くを担うというのは、さすがにあんまりです。

家族構成が変化しているのですが、育児の在り方も変化していなければなりません。父親も育児休業をフルで取る、というのが一般的にならないと家庭がギクシャクしてしまうのは目に見えています。

男性も長期の育休を

育休を取得することによって、一日中、赤ちゃんや妻のために時間を割けるのは大変魅力です。出産後は母体も安静にしなければなりませんから、一般的な炊事・洗濯の家事を一手に引き受ける体制を整えて支え合うのは必須条件です。

ただ、育休を取得して見て思ったことですが、夜泣きに中々対応が出来ません・・・笑

朝ご飯、お昼ごはん、夜ご飯の3食を作ったり、洗濯物や掃除を行うのは容易いのですが、赤ちゃんが夜に起きても、私自身が中々起きれません・・・。

調べてみると女性と男性の感性の差があるようで、赤ちゃんが泣くと母親は過敏に反応して、泣き声に不快感を覚えるようです。そのため、泣いたりグズったりするとすぐ対応するよう生物的になっているようです。

それに反して父親はそこまで不快感を覚えず、夜泣きもあまり気になりません。もちろん、ギャン泣きされれば起きますが、その手前のグズッた状態であれば母親がサッと気付き、泣き止んでしまうのでそのまま私は爆睡のままといったケースになっています。

これは女性と男性を区別の差なのかな?と割り切り、我が家では日中の家事等は私が行い、妻は赤ちゃんと一緒にお昼寝をして、寝られるときに体力を回復してもらいます。そして夜泣きは基本的に妻が対応する。といったスタイルを確立して穏便な生活を過ごしています。

新生児の時期が終わったら、また色々と生活スタイルが変わってくると思うので、適宜相談しながら子育てに奮闘です。育児のスケジュール等の情報発信もできればと思いますので、応援して読んでいただけると幸いです。