新築のお家には無垢フローリングを入れたい。と当初から思っていました。
そして、工務店から見積結果が続々と出てきました。
以前の記事(無垢フローリングドットコム ショールーム巡り)にも記載していますが、第一候補は国産ヒノキです。果たして見積価格は・・・。
無垢フローリングの見積結果
結論から申しますと、国産ヒノキで決定することにしました。
コストダウンも考慮して、エリア毎にヒノキ・レッドパインの使い分けを検討していましたが、全フローリングを国産ヒノキで統一となります。
私個人としては当初から全面ヒノキの考えだったのですが、建築士さんはコストを考慮して半分程度をレッドパインで計画してくださっていました。
予算コントロールの末で考えてくださっているので口出しはしませんでしたが、見積結果を見ると、ヒノキよりレッドパインの方が高かったのです・・・笑
見積価格
工務店さんから提出のあった見積価格は下表のとおりになります。
品名 | 金額(税別) |
---|---|
国産ヒノキ | 7,100円 |
レッドパイン | 4,400円 |
1㎡あたりの金額で、私たちのお家のフローリング面積は65㎡の設計となっています。
この金額だけ見ると国産ヒノキの方が断然高いのが分かるかと思います。
しかし、無垢フローリングには塗料が必須な訳ですが、これが逆転現象を起こすこととなりました。
塗料と施工費
国産ヒノキはオスモ塗装がされた状態の見積価格です。
レッドパインは無塗装での見積価格となっていました。
なぜ無塗装を選択したのだろう・・・?と不思議に思ったので聞いてみたのですが
レッドパインを塗装した状態で納品すると「反り」が出てしまう恐れがある。との注意事項があったようです。
反った状態のフローリングを施工するのは工務店側としても避けたいですし、トラブルの種にもなりかねません。そこで無塗装の商品を購入し綺麗に施工してからオスモを塗装する。という施工方法での見積となっていました。
ここで驚きなのが、オスモ塗装の単価の高さで、なんと1㎡で3,500円(税別)もするようです・・・笑
ここまで高いのは人の手で塗装を行うからのようで、他の工務店の見積だと1㎡600円のところもありました。
その工務店では自社内に塗装できる工場?機械?があるようで費用を抑えることが可能なようです。
工務店によって、色々と対応に差があるのは分かりますが、金額にしてみると特徴が如実に表れて面白いものです。
塗装料込で比較
塗装料を含めた見積価格は下表になります。
品名 | 材料 | 塗装 | 合計 |
---|---|---|---|
国産ヒノキ | 7,100円 | 0 | 7,100円 |
レッドパイン | 4,400円 | 3,500円 | 7,700円 |
見事にレッドパインの金額が国産ヒノキを上回りました(笑
減額するであろうと思いランクを下げた無垢フローリングが逆にコストアップになったわけです。それであれば国産ヒノキ以外の選択肢はないですよね。
もしくは、レッドパインより安くなるような樹種で検討するか?となるわけですが、私個人のヒノキへの愛着が高く検討すらしませんでした。
施主施工の道は?
無垢フローリングのコストダウンとして、塗装を自分でする施主施工という方法もあります。
金額が下がるのは確かですが、費用対効果がどのようなものか計算してみました。
使用するのはオスモカラー フロアクリアー つや消しを採用します。
0.75Lより2.5Lの方が単価が安いので、大容量タイプで計算しますと1㎡あたり650円です。
国産ヒノキの無塗装とオスモ塗装済みの価格差は1,300円なので塗装代は1㎡あたり1,300円となります。
項目 | 1㎡単価 | 面積65㎡ |
---|---|---|
施工商品 | 1,430円 | 92,950円 |
施主塗装 | 650円 | 42,250円 |
Amazon単価は税込なので消費税込で計算しています。
金額差は約5万円ですが、自分たちで施工するという重労働が待っています。
これを高いとみるか、安いとみるかは個人の主観によって異なりますが、数年後には自分でオスモ塗装を塗り直す必要があるわけですから、最初からやってみる選択肢も有りだと思います。
ただ、工場でプロの方が仕上げた方が断然綺麗だと思いますが・・・!
①綺麗な状態からメンテナンスで上塗り
②施主塗装した上で、メンテンナンスで上塗り
この2パターンの差がどのくらい大きな違いが生まれるのか分かりませんが、塗装をするのも家づくりの醍醐味との考えをお持ちであれば施主塗装は楽しく出来ると思います。
私は後者のタイプで施主塗装はしてみたい。と思っていますが妻の反対勢力が強いです(笑
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