無垢フローリングドットコム ショールーム巡りで無垢に憧れを抱き、針葉樹のヒノキを最低でもリビング・キッチンに施工したいと考えています。
そこで塗料をどうするか・・・?が目下の悩みの種です
無塗装であれば㎡単価が下がるので費用削減が見込めますし、好きな塗料を使えるというメリットもあります。第一候補はオスモですが、その他にも良い商品も多く悩みが尽きません。
フローリング塗料
無塗装のまま使用するというのも無垢ならではの醍醐味かもしれませんが、メンテナンスが果てしなく大変になるため塗料は確実に塗ります。
塗装を大まかに分けますと、ウレタン塗装・自然塗装・ガラス塗装の3つがあります。
ウレタン塗装
木材の表面に超強力な塗膜を張り、汚れ・水・傷を防ぐ仕組みです。
表面が全てコーティングされてしまいますので、木の特徴である肌触り・断熱性・調湿性能は無くなります。
ピカピカに光るタイプのつや有が多く、好き嫌いは結構分かれると思います。メンテナンスは塗膜を剥がしてから行わなければならないのが大変です。
ウレタンの中にも更に強度の高いUVウレタン塗装があります。UVウレタンまで行くとメンテナンスが非常に軽減されることから、好んで使われる方も多いですね。
自然塗装
木材の表面ではなく、内部に浸透するタイプになります。
ウレタン塗装ほどではありませんが、汚れ・水・傷を防ぐことも可能です。
最大の違いは、木の肌触り・断熱性・調湿性能はそのままです。
表面に浸透することから、塗り直しが容易でDIYでメンテナンスすることが前提で施工されるタイプが多いです。
もちろん、業者に頼むことも可能ですが費用面が少々・・・。
面倒くささが勝つケースが多く、塗り直さない施主さんも多いようです。メンテナンスに自信がない方はUVウレタン等がオススメです。
ガラス塗装
ウレタン塗装と自然塗装の一部分の良さを取った塗装方法になります。
木材の内部に浸透するタイプなので肌触りは維持できますが、断熱性・調湿性能は大幅に低下します。
木の空気の層にガラス塗料が入り込み、数十時間をかけて硬化していくため、空気の層がなくなることから熱の伝わりが早くなるためです。
ですが、浸透タイプのため塗り直しも容易でメンテナンス性に長けています。
最近ではガラス塗料を使われるケースも多くなってきているようですが、まだまだ歴史が浅いらしく経年変化がどのように出てくるのかが見極められないといった事情もあるようです。
施主塗装
予算の関係でやるかどうかは変わりますが、どうせ大幅な見積もりがオーバーすることが想定されますので施主塗装をすでに考えています 笑
塗装範囲が何㎡になるのか、まだはっきりしていませんが仮に80㎡ぐらいだと仮定した場合は単価が2,000円ぐらいは下がる予定なので、16万円の減額が見込めます。
問題は何日ぐらいかかるのか、塗料はどうするべきか、といった問題です。
今回は後者の塗料で悩み中です・・・。
オスモ
第一候補はド安定のオスモ社です。
有難いことに、サンプル請求|暮らしの理想をドイツから オスモ&エーデルから無償でカタログと同封で送っていただけました。
つや有りは候補外ですが、参考として送ってくださり親切な対応に感謝です。
オスモのネックは価格が他と比較して高いところでしょうか。
安全性・ブランド性は飛び抜けていますし、設計士さんもフローリング屋さんもオスモを絶賛して勧めていますので、実績と信頼性も抜群です。
多分、オスモで塗ることになると思いますが、他の塗料も気になっています。
tatara撥水セラミック
こちらはガラス塗料の部類になります。
商品はこちらで、ネットショップ等でサンプルを請求すると30mlで1,650円と非常に高価な商品です。
1Lで2万円を超えるため、オスモの3倍以上の値段で簡単に手は出せない塗料です。
ですが、性能がとんでもなく向上しているようで興味が非常にある商品です。
浸透性のため、木材の肌触り・手触りは従来の木と同等かつ木の呼吸を妨げない。
木が呼吸するというのは調湿効果のことを指すわけですが、これが本当ならすごい商品だと思います。
ガラス・セラミックほどのコーティングが施されれば汚れ・傷・薬品等の耐性は十分でしょう。
ただ、調湿性はオスモの方がやはり高いようですし、空気層をガラスに変えてしまうため断熱性も少々劣るとのことです。
個人的には非常に試したい商品ではありますが、木の呼吸・木の空気層を埋めてしまう可能性があるのは中々採用しづらいかもしれません・・・。
そこを考えるとオスモがやはり1枚上手かな?と感じます。
しかし、テーブルの天板等にはtatara撥水セラミックの方が何倍も能力が上だと思っています。施工面積も少ないですし、水がかかる恐れが高い場所には試してみたいです。
リボス
オスモの半額ぐらいの価格で購入が可能なため、コストパフォーマンスに優れています。
どちらも自然塗料であるわけですが、この2倍の価格差があるにも関わらず、設計士さんやフローリング屋さんはオスモを勧めてくるわけです。
塗りやすさはリボスの方が秀でているようですが、撥水性はオスモが群を抜いて良いようです。
製品を保護する目的で塗装するわけですから、高品質を勧めてくる理由も分かりますね。
今後の調整
そもそも施主塗装が可能かのか?というのも決まっていない状況ですが、塗装作業が重労働なのは覚悟の上です。
ですが自分で塗れば勝手がわかりますし、メンテナンスも気後れしないで進められると思うんですよね。
塗装のし直しは2~3年に1回のペースで行うわけですが、フローリング・ウッドデッキとやることが多く、多くの施主さんは断念してしまうケースが多々あるようです。
木材はメンテナンスをしないと劣化が著しく悪くなりますので、無垢フローリングにするのであれば、しっかり付き合っていけるように最初から塗装をして、その時々でアドバイスをいただきながら出来た方が自分の力になりそうな気がしています。
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