我が家の間取り(案)は洗面室に洗濯機を置くオーソドックスな配置です。
ドラム式の洗濯機も良かったのですが、洗濯容量と乾燥容量を考えて洗わないといけないのが面倒と感じて縦型洗濯機を選択しています。
もしも乾燥機能が欲しい。となったら乾太くんでも導入しようか検討する予定ですが、設置スペースがないかもしれません 笑
さてさて洗濯機事情ではありますが、水栓は混合栓が良いと思うのは私だけでしょうか・・・?!
洗濯機の水について
ほとんどのご自宅には単水栓の蛇口がついているかと思います。
建売住宅でもハウスメーカーでも標準は単水栓のはずで、混合栓をつける方は少ないかと思います。
その中であえてお湯で洗いたい・・・!と、こだわりたいのです。
単水栓
大多数の方で導入されているのが以下の3大メーカーかと思います。
TOTO製。止水弁がついていますので、万が一ホースが外れたとしても水が流しっぱなしになることがありません。
蛇口を回すのではなくコックを90度回転させるだけなので手軽さもありますね。
こちらはLIXIL製。TOTOと同様に止水弁がついていますので、万が一の時でも安心です。コックの素材が異なるのと、右回しか左回しかの違いの差です。
こちらは水道蛇口にとりつけるアタッチメントになります。
デザインがもっさりしてしまいスタイリッシュ感はなくなりますが、既存の水栓に取り付けられるのでDIYで簡単に出来てしまう商品ですね。
値段が安いからと言っても、止水弁はしっかりとついてきます。
やはり震災時にホースが外れて水浸しになってしまう恐れがありますので、止水弁は必須と考えているご家庭が多いことが伺えます。
値段も数千円と安価ですので、安心を買うと考えたら非常に安いですもんね。
混合栓
大多数が洗濯は水で十分!と考えていることでしょうが、個人的にはお湯の汚れ落ちの良さ、乾きの良さを考えてお湯で洗濯をしたい・・・!と思っています。
検討している商品はTOTOの壁付け混合栓です。
操作方法は単水栓と同じでコックを90度ひねるだけとお手軽仕様です。もちろん止水弁もついています。
単水栓と混合栓の価格差は約7,000円程度と差はごく僅かです。
しかし、既存の住宅では給湯栓を新設しないといけないため工事費がかかってしまいます。注文住宅の計画段階であればお湯の栓を引っ張ってくればいいので、作業が容易になります。
使う・使わないは別にしても、後々の変更が難しいので混合栓はどうしても欲しい設備の一つです。
お湯で洗うならお風呂の水でもいいのでは?とエコ観点からも率先して使用すべきだと思いますが、少々抵抗があるんですよね・・・笑
洗濯機
現在使用しているのはPanasonic製の縦型です。洗濯物が覗けるタイプが好きなのでパナソニック一択でした。
10kg入るので容量は十二分なのですが、ワンランク上の12kgにした場合は乾燥機能付き・温水機能付きとハイランク仕様になります。
乾燥機能は特段求めていませんでしたが、温水機能は非常に惹かれましたが価格が跳ね上がり、更に仕様を見てみると湯沸かし用電熱装置1000Wの記載が・・・!
洗濯機をフルで使用した場合の水量は60L×回数なので、これを電気で沸かすとなると電気代が相当なものになるのでは・・・?!と思い見送った経緯があります。
お湯であればガスの方がコストパフォーマンスに優れていますからね。
計算してみよう
ガスの方が効率が良い。
これはよく言われていることですが簡単に計算してみましょう。
項目 | 条件 | 備考 |
---|---|---|
水温 | 10度 | 東京都のデータより |
設定温度 | 40度 | 皮脂汚れが落ち始める水温 |
水量 | 60L×2回 | 洗い・すすぎ1回ずつ |
条件は上表のとおりにします。
水温は東京都のホームページに良いデータが掲載されていましたので寒い時期の12月~3月の平均値を取っています。
トピック第3回 水道水の水温 | 水源・水質 | 東京都水道局
設定温度は皮脂汚れが40度から落ち始めるためです。
ワイシャツの襟が黄ばんでしまった経験はないでしょうか?あれは皮脂が原因で、冷たい水では落ちにくいことから生じてしまいます。また、洗剤の能力を向上させるのにも適した水温となっています。
水量は単純にMAX値を取っただけです。
4人家族の1日分の標準洗濯量は6kgですが、我が家では60Lまで溜めて洗う傾向にあります 笑
なお、オシャレ着を選択する場合の水温は30度で、すすぎ洗いも2回が標準ですので条件が多少変わりますのでご注意ください。
都市ガス
それでは都市ガスの計算をしてみましょう。
熱量は11,000Kcal/㎥
単価は140円/㎥と設定します。
単価は東京ガスで算出しています。
最初に求めるのは水温を何度上げるか?です。
40度で洗いたいのですが水温は10度です。そのため30度上昇させる必要があります。
30度上昇させる水量が120L(洗い・すすぎ1回)なので、最初から計算式に当てはめてみますと
(40度-10度)×120L÷11,000(Kcal)×140円(単価)=約46円
※単位は見やすいように入力していますのでご容赦ください。
混合栓で40度のお湯を出した場合のガス代は、46円と計算できましたね。
次は電気で計算してみましょう。
電気
1cal=4.2(J)
1calで1㎖の水を1度上昇できるものと設定します。
通常単価(1kwh)は27円で、深夜単価は10.5円とします。
30度上昇させる水量が120Lなのは変わらずなので、3,600,000calが必要です。
KWH=1000W×3600sec=3600000(J/sec)×(sec)=3.6MJ
xKWH=3.6xMJ
3.6Mcal×4.2MJ=15.12MJ
3.6xMJ=15.12MJ
x=4.2と求めることができます。
水温を上げるために4.2kwhが必要となりますので、あとは単価をかけてみましょう。
4.2×27円=約113円
ガスと比べると2倍以上も高くなってしまいます。
以上の結果から、ガスの方が効率的に湯沸かしにできるのがお分かりいただけたと思います。
ただ、深夜料金ですと44円ですので生活スタイルによっては電気の方がお得になりますので、エコキュートを導入している方は非常にコストパフォーマンスに優れています。
我が家は狭小地
エコキュートを導入するにはある程度のスペースが必要ですが、我が家は隣地境界線を狭めてもらっているほどの狭小住宅です。
エコキュートの導入なんて到底できません・・・笑
コンパクトなエコジョーズを入れる予定ですので、お湯のストックは考えられないため混合栓でお湯を出しつつ洗濯ライフを送る計画です。
深夜料金も良いかもしれませんが、時間に縛られるのが苦手なので時間の空いた時に、自分のペースで行えるのが第一優先です。