2月下旬に実施設計図が完成し、各工務店に見積依頼を投げかけました。
約一ヶ月の期限を設けたところ4月上旬の1ヶ月少々で見積が出揃いました。
新型コロナウイルスの影響で大幅にスケジュールが遅れるかな?と思いましたが、計画通りのスケジュールで設計事務所の建築士さんには感謝の限りです。
見積依頼
見積競争をするのは大体3社程度で行うことが多い建築家の方でしたが、昨今の建築に高騰に伴い5社から見積もりを取ることになりました。
ただ、新規参入の工務店が入るわけではなく以前から付き合いのある工務店に応札してもらう手配となっていました。
仕様書
建築業界のことはあまりよく分かっていないのですが、見積もりを依頼する際に必要な実施設計図に設備の詳細を指定していませんでした。
例えば断熱材です。
屋根に用いるのはグラスウールで指定していますが、壁は特に指定せず各工務店の扱いやすい素材を選定して貰う方式でした。
窓も同じくで、性能の数値だけ提示するのみで納入するメーカーは各工務店が得意とする仕入れ品を選定します。
確かに特に拘りがない部分であれば、工務店ごとに得意な建材は異なりますし、合理的な方法だと感じたところです。
もっと詳細まで全て指定かと思っていただけに意外な結果でした。
各々の単価
指定している設備や造作家具の金額の比較してみると、各工務店で金額の差が大きく分かれるものもありました。
TOTOのトイレで同じ品番にも関わらずA社は16万円、B社は12万の見積価格となっており、2台設置すると差額は8万円です。
インターネットの通販サイトで販売されている価格は12万円ですので、もしかしたら工務店によっては、相談したら納入先を変更して安く仕入れてくれるのかもしれません。
設備関係の見積価格は商品の単価のみで比較し、水回り関係の設備工事費は別途で計上されているので非常に見やすく、比較しやすくなっています。
商品+工事費の一式価格だと比較しようにも、施主支給しようにも検討するのが難しくなりますからね。
この見積価格を比較できるのが建築家による工務店の見積もりなんだなぁ。と深々と思いました。
見積結果
現時点での見積もりの結果は以下のとおりです。
工務店 | 金額 |
---|---|
A社 | 3,400万円 |
B社 | 3,570万円 |
C社 | 3,890万円 |
D社 | 4,127万円 |
5社から取った見積ですが、1社は残念ながら対応不可で辞退となりました。
一番最初に有力候補として提示されていたのがD社でした。
見積の札を空けてみると驚愕の4,000万円オーバー・・・!
予算3,000万円なのですが 笑
減額検討に移る訳でもなく、早々に候補リストから脱落です。
次にC社は土地購入後に、看板等の設置を手伝ってくださった工務店さんです。
ここでも隔たりが大きく候補から脱落となりました。
A社とB社は金額が近いとはいえ、それでも170万円の差が開いています。
ここから予算の3,000万円まで持っていくのは結構大変なのですが、建築士の方が既に減額案を工務店に投げ、既に3,000万円になった見積も同時に提示して頂いています。
ただ、この減額案(VE)を私たちが容認できるか?が問題となる訳ですが。
減額調整へ突入
次回の打ち合わせで減額調整を固めてから工務店への契約へ進む予定となります。
スケジュール計画では減額調整の期間が2週間となっていました。色々な方のブログを拝見しているともっとかかるのでは・・・?と不安でしたが
建築士の方が予算に合わせた見積もりを既に用意して下さっているので、そんなにバタバタしなくても済むかもしれません。
頑張って調べて検討した設備を落としていくのは辛い作業ではありますが、心構えは出来ていたので淡々と進めていきます。