僕のおうち工房

設計事務所による注文住宅や、おうちのインテリア、メンテナンスなどを発信していきます。

意匠に配慮した住宅用防災設備(熱・煙)

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日本フェンオール 防災設備 F12-U 意匠系

2020年5月に基礎工事が着工し、これから徐々に建物が出来上がってくるを楽しみに待つ日々ですが、建築士さんが手掛けている住宅が出来上がったのでオープンハウスの見学に行ってきました。

新型コロナウイルスのため、参加者は極少数で建築を進めている2組だけの参加になっていました。

実際に出来上がった建物を見てみるとイメージがしやすいです。驚いたことも多々あったのですが、住宅用防災設備を今回はご紹介します。

住宅防災設備

当初計画していた住宅防災設備である熱感知器・煙感知器は日本フェンオールの商品でした。

商品タイプ 型番 単価(税込) 備考
熱感知器 F22-R 8,000円 出っ張る
煙感知器 F12-U 8,000円 埋め込み

熱感知器は1台で煙感知器は7台の計画で合計8台の64,000円が見積で計上されていました。

しかし、他の工務店さんの見積ではPanasonic製品で単価2,000円程度とお安くなっていたので、深く考えず減額調整としてPanasonicに仕様を落とした経緯があります。

メーカー 総金額
日本フェンオール 64,000円
Panasonic 16,000円

このように価格差が結構あります。Panasonicは品質も確かですから減額調整しても見劣りはしないだろう。というのが当初の考えでした。

Panasonic製品

パナソニック 防災設備

グッドデザイン賞を受賞しており、薄さは25mmと業界最薄です。

リビング等のインテリアを邪魔せず、照明の陰も出来にくい評判の商品で多くの工務店・ハウスメーカーで標準設備となっています。

Amazonでのまとめ買いだと1台あたり2,000円未満と更にお買い求め安いです。

耐用年数は10年で交換をしなければなりませんが、電球を交換するように回すだけで本体ソケットから簡単に外せます。そのため取付が容易なのもありがたいですね。

事前にこういう情報が入手できますから、特に気にせず仕様を落としました。

しかし、日本フェンオール製品を実際に目の当たりにすると、あまりの違いに驚きました。

日本フェンオール

日本フェンオール 煙感知器 埋め込み

この画像だけですと分かりにくいのが正直なところです。

埋め込みタイプも露出タイプもどちらも本当に目立ちにくく感動しました。

冒頭の画像に「ほかの機種と比べてみてください。」と記載されていますが、まさに見比べるとその違いに驚きます。

日本フェンオール F12-U 取付

参考にお写真を・・・!と思って貼ってみましたが、これはこれで分かりにくいかもしれません 笑

Panasonicの煙当番は10cm×10cmの大きさで飛び出しが2.5cmです。

日本フェンオールのベースは6cm×7cmの大きさで、直径3cmの棒が2.3cm飛び出します。

数値だけ見ると、違いはそれだけ?とこの記事を書いていても思います 笑

しかし、実物を見ると雲泥の差で、ここまで主張しないものなのか・・・!と感じました。

なお、この商品は10年毎に本体を購入するのではなく、ボタン電池(CR2477)を4年毎に交換することになります。

1個あたり約300円なので、10年単位のランニングコストで考えると日本フェンオールの方が軍配が上がります。

両者を比較

パナソニック 煙当番
日本フェンオール F12-U 取付

写真を横並びにしてみてみましょう。
距離が同じではないので厳密な比較にはなりません。ただ、日本フェンオールの実物をお目にした人には歴然とした違いの差が分かるかと思います。

意匠系を重要視するのであれば、日本フェンオールのF12-U、F22-Rがオススメです。

  日本フェンオール Panasonic
初期費用 64,000円 16,000円
ランニングコスト 23,100円 56,000円
合計 87,100円 72,000円

35年間で考えたコスト面ではPanasonicに軍配が上がります。

70年間使用し続ければ日本フェンオールの方が安くなりますが、そこまで持つことは考えにくいので、コスト面ではPanasonicが有利です。

私たちは日本フェンオールの小ささに感動してしまったので、減額調整した当該機器を復活させることにしました。

オープンハウスで実際の住宅設備を見てみると新たな発見がありますね。非常に楽しく勉強もさせていただいています。