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【火災保険で修理】洗面ボウルが欠けてしまいました。

洗面ボウルが欠けてしまったため、火災保険を申請してみます。

洗面ボウルに瓶を落下させてしまい、陶器のフチが欠けました。
もしかしたら火災保険が申請できるかも・・・!と思い、
電話して担当者に相談してみました。

妻と一緒にショールームを色々と見て回り、やっと見つけたお気に入りの洗面ボウルが、わずか新築後1年少々で欠けてしまいました・・・。

住宅ローンを組む際に火災保険の説明は受けており、「不測かつ突発的な事故」の適用範囲の広さに驚いたことを覚えていたので、すぐに保険証書を取り出して担当者に連絡しました。

目次

火災保険

火災保険は建物と家財の両方に再建築できるぐらいの金額の保険をかけています。その中で使用頻度が高くなると思われるのが「不測かつ突発的な事故」の補償です。

保険会社によって対象は異なるかもしれませんが、日常生活の「うっかり」に補償してくれる素晴らしい保険です。掃除中に物を落として壁に穴が開いてしまった。子どもが物を投げてテレビが割れてしまった。と補償範囲が異常なほど広いのが特徴です。

ただし、外観上の損傷や汚損で、機能に支障をきたさない損害は補償対象外なので、フローリングの傷やドアの軽い傷などは補償金は降りません。

床に穴が開いて躓いてしまう、ドアの開閉が出来なくなった、などの機能に支障をきたす場合は補償対象になるはずです。もちろん、対象可否の判断は各保険会社の担当者に委ねられています。

不測かつ突発的な事故

洗面の収納棚に置いてあるヘアワックスの瓶を誤って落下させてしまい、洗面ボウルのフチに当たりパリンッと一部が欠けてしまいました・・・。これが不測かつ突発的な事故に該当するのかが焦点です。

物を落下させて、洗面ボウルが欠けてしまいました。

洗面の収納棚に保管していたヘアワックスの瓶を誤って落下させてしまい、
陶器製の洗面ボウルが欠けてしまいました。

私がリビングでくつろいでいる最中、妻の「キャッ!」との叫び声が。

何かと思い駆けつけると、そこには無残にも欠けてしまった洗面ボウルとションボリした妻が佇んでいました。

妻「割っちゃった・・・。瓶に手が当たって落ちちゃった・・・」

私「あれま、破片は大丈夫そう?怪我はしてない?」

妻「うん。でも可愛い洗面ボウルが・・・。ショック・・・。」

欠けてしまった洗面ボウルの拡大図です。
欠けてしまった洗面ボウルの上から見た画像です。
色々なショールームを見て回って決めた愛着のある
洗面ボウルなだけあって、ショックは大きめです。
欠け具合は正直なところ軽微ですが、鋭利になっていて危険な状態です。

このような状況に陥りました。工務店に連絡して新しいのに交換してもらおうね、と飛び散った破片をコロコロで掃除していました。直してもらうのは確定事項ですが、火災保険の適用範囲を調べてみると補償対象に該当しそうだったので、事故が発生した写真を撮ってすぐに電話連絡しました。

火災保険担当者に電話連絡

私「先ほど、洗面ボウルに瓶を落下させてしまったのですが・・・」

保険会社「まず、お怪我は大丈夫ですか?」

私「怪我はしていませんので大丈夫です。」

保険会社「怪我がなく良かったです。瓶を落として洗面ボウルが欠けてしまったわけですね。ご契約されている証券番号はお分かりでしょうか?」

私「○○ー○○○○番です。」

保険会社「確認いたしますので、少々お待ちください。」

・・・・・・・・

保険会社「契約状況の確認が出来ました。今回の事由は「不測かつ突発的な事故」に該当し、お客様は当該補償の契約もされていますので、補償対象となります。詳しい内容については、追って別の担当者からメール連絡をさせていただきますので、しばらくお待ちいただけますと幸いです。」

 

このような流れで電話でのやりとりは一旦終了しました。時間にして5分少々でしょうか。連絡先の電話番号とメールアドレスを伝えて、その日は終了しました。

保険会社からメール連絡

電話連絡したその翌日に別の担当者から連絡が早々にありました。事故発生時の写真をメールで送付して、どのような手順を踏めばよいか指示を待っていると以下のお返事がありました。

保険会社「今回のケースでは火災保険の補償対象になりますが、陶器の「修理」でのお支払いになります。業者から見積書が出ましたら、再度お返事を頂けますと幸いです。」

工務店へ連絡

早速、施工していただいた工務店の担当者に連絡を入れて、見積書の作成をお願いしました。

お返事はすぐにあり、修理対応が可能な業者を探しますので、少しお時間をください。とのことでした。

そして、月日はあっという間に経ち、早一ヶ月・・・笑

さすがに遅すぎでは・・・?と思い、2~3度催促を入れたところ、修理が難しいとの回答で、新品交換の見積書が提示されました。その総額はなんと25万円・・・!!

採用品はCERAの洗面ボウルです。

製品はCERAの洗面ボウルです。
製品自体は約15万円ですが、諸経費を加味するとこのような金額になりました。

(参考URL:美しいデザインの洗面ボウルならセラトレーディング

ちなみに、採用した製品はセラトレーディングが取り扱っているDURAVITブランドの製品です。

※セラはTOTOのグループ会社で海外製の商品を取り扱っています。

洗面ボウルの中に湯水混合栓が組み込まれているのがお気に入りです。水栓の根元は水汚れが発生しやすいので、そもそも洗面ボウルの中に入っていれば掃除が楽では?と思い至り、フォルムも可愛いので、これにしよう!と決めました。

私たちが購入した時点ではもう少し安かったのですが、物価高騰の煽りを受け約16万円まで値上がりしています・・・。ここに作業費の人件費、ガラスコーティング費用等が色々と入り総額が約25万円となりました。

ここで不安になったのが「修理費用」で補償しますという火災保険担当者の言葉です。しかし、修理不能と連絡があった以上、そのままを伝えるしかありません。

正式に火災保険を申請

必要な書類は一応全て整っています。事故発生時の写真と工務店からの見積書の2点です。

これを改めて火災保険担当者にメール送付し、修理不能で新品交換しか出来ない旨を伝えたところ、その翌日には正式な回答が来ました。

結果としては修理不能であれば新品交換の金額で受理していただけるとのこと。

今回のケースであれば、見積額25万円-1万円(免責額)+2.5万円(お見舞金)が頂けることになりました。

免責額というのは、修理が発生した場合に補償はしますが、不注意から起こった事故なので自己負担として1万円を負担してくださいね、というものです。

お見舞金というのは補償額の10%分を追加で支給してくれるものです。免責額やお見舞金については、各々の契約によって異なりますので、ご自身の契約を確認してみてください。まとめると以下の支出になります。

入金額:25万-1万+2.5万=26.5万円

支払額:25万円

差 額:+1.5万円

なんと、洗面ボウルを破損し新品交換するとお金が貰えてしまうという現象が起きます。自分の不注意で破損してしまったのにも関わらず、このような保険サービスを得られるとは火災保険の有能さに驚愕です。そして、更に驚くの振込されたのが約1週間程度ということです。恐ろしいスピード対応をまとめると以下のとおりです。

1.最初に電話連絡し、翌日には担当者から返事がありました。

2.工務店からの見積書をもって正式申請し、翌日には承認連絡がありました。

3.振込までわずか1週間程度で着金確認できました。

この対応の素晴らしさ。ここまで至れり尽くせりな保険があるというのに驚きです。10年分の火災保険料を支払済ですが、今回の補償額でそれ以上の恩恵を受けてしまいました。

なお、工務店への支払証明は不要で、直しても直さなくても補償額を得られます。火災保険で申請したけど、直すタイミングは遅らせようといった方法も可能です。

個人的には実費で直したのを確認してから補償すれば良いのに・・・。と思いますが、保険という仕組みとしては、似つかわしくないんですかね。

参考までに保険会社に提出した書類および対応をまとめますと、以下の2点のみです。

1.事項発生時の写真と、発生後にすぐ電話連絡。

2.メールで担当者に見積書を送付。

たったのこれだけです。もちろん、保険会社によって必要書類は異なるでしょうし、補償対象の建物や設備によっても異なる可能性はありますので、ケースバイケースになると思います。

新品の洗面ボウルに交換

火災保険の賞金で新品の洗面ボウルに交換できました。

火災保険の補償金額で無事に新品の洗面ボウルに交換できました。
自己負担なしで逆にお金を貰ってしまうという至れり尽くせりな火災保険です。

火災保険の流れはスムーズに処理していただき、振込までも迅速なスピードで大変助かりました。ただ、工務店のスピードは思った以上に遅く、補償金を頂いてから、約1ヶ月後に交換に来られました 笑

見積もりに1ヶ月、交換に1ヶ月、と約2ヶ月強の時間がかかってしまいましたが、この社会事情で工務店の方々もお忙しいことですし、無事に新品交換をして貰えたの大満足です。

皆さんにも不測かつ突発的な事故は起こり得ますので、キッチンや洗面、リビングの住宅設備や家電が壊れてしまったら火災保険がある!ということを覚えておくと気持ちがとても楽になります。ここまでサービスの質が高い保険は滅多にないと思います。

私の場合は個人設計事務所で建築してもらい、こだわった設備も多いため1点1点の金額が高くなりがちです。その場合の火災保険の恩恵は計り知れないほど高いです。

免責額の改定

今回の火災保険の適用ケースで言うと逆にお金が貰えてしまいましたが、2022年10月以降の契約からは、免責額が1万円から5万円に引き上げられてしまうようです。そのため、5万円未満の細かい事故の補償は得られなくなることになります。

6万円の修理費用が発生した場合の差は以下の通りです。

免責額1万円:6万円-1万円=5万円の補償額

免責額5万円:6万円-5万円=1万円の補償額

火災保険の大きなメリットである「不測かつ突発的な事故」の恩恵が大幅に減少することになります。10万円以上の修理であったら実質自己負担0円でしたが、50万円以上の修理でないと実質自己負担が0円にならなくなります。

私の契約はまだ数年有効ですが、契約更新後に同じ事故が発生した場合の支払額は以下のとおりに変わります。

25万円(修理費用)-免責額(5万円)+2.5万円(お見舞金)=22.5万円

今までは+1.5万円でしたが、改定後は-2.5万円なので不足分を追加で支払う必要が出てきます。ただ、支払ったとしても2.5万円ですので、修理費用25万円を全て負担する必要がない火災保険の重要性に変わりはありませんね。

火災保険は申請をしなければ貰えませんから、知っていれば・・・!と後悔しないように情報収集やご自身の契約のご確認は適宜行ってください。当ブログでも情報発信はしていきますので、ご参考までに読んでいただけますと幸いです。

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