以前の記事(エアコンを施主支給 魅力的な減額調整に)でエアコンを施主支給すると非常に安くなることが分かりました。
工務店は電材店等を経由しているため、設備用ルートでの仕入となります。
そのため機能の比較がややこしく、どう判断すればいいのか時間をかけて調べていく必要がありそうです。
今回は霧ヶ峰等のシリーズを比較するのではなく、メーカー毎の比較を簡単にまとめてみました。
エアコン各社の特徴
エアコンは激戦市場で多くのメーカーが毎年新商品を販売しています。
その中で、他メーカーとは違う機能を搭載して熾烈な生き残り競争が繰り広げられています。
簡単ではありますが、それぞれの特徴を調べてみました。
パナソニック
Eolia(エオリア)シリーズを展開しています。
特徴としては、配管ダクトを通じてゴミを捨てる機能を搭載しています。
配管工事に別途費用がかかりますが、フィルターの掃除をせずとも自動的に外へ排出してくれるのは手間暇を考えたら魅力的ですよね。
外にゴミを排出するなんて環境的に悪いのでは?と思う気もしますが、お家の中を掃き掃除している時に玄関から外へ埃を出す人もいますし、考え方は人それぞれでしょう。
注意点としては、配管ダクトを加工するために既存のエアコンと交換ができないケースがあります。
一昔前に流行った隠蔽配管の場合は対応できないようです。見た目はスッキリして一時期は人気が出た工法でしたが、メンテナンス性が悪く出費も重なることから、見かけるケースは少なくなったようです。
日立
白くまくんシリーズを展開しています。
特徴としては、エアコンの吹き出し口のルーバーがステンレスです。
他メーカーはプラスチックが基本ですが、ステンレスだと何が良いのか?
皆さんが見るのも嫌なカビ対策です。ステンレスだとカビが発育しにくく、掃除のお手入れもラクラクです。
更にフィルターもステンレスにしているモデルもあり、ステンレス・クリーンをキャッチフレーズに販売戦略を広げています。
他にも凍結洗浄機能も搭載しており、お手入れの手軽さが魅力的です。
三菱電機
霧ヶ峰シリーズを展開しています。
特徴としては、部屋の温度や快適性を自動判断するムーブアイ機能です。
この機能は好みが大きく分かれると思います。
特に夏場ですが、人によって快適な温度は異なります。
暑がりな方で18度ぐらいのキンキンに冷えた部屋を好む人がいたとしましょう。エアコンの設定温度を18度に設定してもムーブアイ機能で「18度は寒すぎるでしょ?快適な22度にしとくね。」とありがた迷惑なことをしてくれます。
ですが、22度を快適と思う人は自動で快適温度を保ってくれるので心強い機能にもなります。
また、ランニングコストの電気代も比較的安いメーカーですので、コストパフォーマンス重視の方にもオススメです。
ダイキン
うるさらシリーズを展開しています。
特徴としては空気循環に力を入れ、湿度に対しても拘りが強いです。
他メーカーの場合は冷風や温風をファンで送り出しますが、ダイキンの場合はファンに加えてサーキュレーターも搭載しており、部屋の空気の循環が効率よく行えます。
業務用でよく見かける理由はこの機能にありますね。寝室や子供部屋の場合であればサーキュレーター機能はそこまで必要とは思えませんので、広いLDKや業務用としては最適かと思います。
後は価格帯が高めというのも別の意味での特徴です。
ミドル・ハイグレードの違い
各メーカーの中にスタンダード・ミドル・ハイのグレードが分かれているのがほとんどです。
スタンダードは余計な機能をそぎ落とし、コストパフォーマンスに長けているので良いのですが
ミドルとハイの違いを簡単に言いますと空気清浄機の違いです。
もしも空気清浄機を頻繁に使用されている場合は、ハイグレードの空気清浄機搭載シリーズを購入されることをオススメします。
空気清浄機って掃除のときに邪魔ですし場所も取りますからね・・・
壁掛けであればスッキリと快適性が上昇するのは間違いないです。
ミドルとハイの価格差はおおよそ5万円程度なので、空気清浄機を購入する予定があればワンランク上の機能を検討してみても良いかと思います。
もちろん、空気清浄機以外にも追加されている機能は多々あります。
他メーカーとの比較は簡単ではありますが、以上のような特徴を有しています。
エアコンを買い替える方や、これから住宅を購入・建てられる方の一助になればと思います。
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