最近の方は地鎮祭を行わないケースもあるようですが、せっかくの機会なので私たちは行うことにしました。
土地の神様にお祈りし、工事の無事進行・完了。土地・住居が末長く続くことを祈願するのが目的です。
地鎮祭
地鎮祭を行う際、どこの神社にすれば良いのだろう?と悩んでいましたが、工務店の方に相談したところ、アッサリと決定しました。
工務店の紹介
工務店との建築請負契約を締結した後に、地鎮祭の話が出ましたが、私たちは特に神社へのこだわりがなかったため、工務店さんの付き合いのある神社に依頼をかけてもらいました。
大安の日だけを選定し、工務店の方に電話をしてもらいその場で即予約です。約2週間後に実地することとなりました。
施主が用意するもの
何を用意すべきなのかはインターネットで調べればすぐに出てきますが、準備するのは意外と面倒くさいものです。
そんな時に工務店さんから「お二人ともお忙しいでしょうから、おまかせセットにしときましょうか?」との打診がありました。
神主さんが全て準備して下さり、施主は初穂料・玉串料だけを準備すれば良いとのことで、金額は全て込み込みで40,000円でした。
お酒・お米・塩・海の幸・山の幸・野菜・水、これらの準備を全てお任せに出来るのは何ともありがたいことでしょう・・・笑
色々な方のブログの地鎮祭を見ていると非常に豪華なお供え物もありましたが、私たちは簡素な形となりました。
品物 | 個数 |
---|---|
人参 | 4本 |
しめじ | 1パック |
オレンジ | 4個 |
鯛 | 1匹 |
お供えした物は上表のとおりです。お酒は工務店・設計事務所の方が持ってきてくれました。
終わり際にお供え物とお酒は、神主さんが袋に入れて下さり、お家に持ち帰りです。
その日の夜ごはんとなりました。
冷凍されていましたが、神主さんが安全のため火を通してお召し上がりください。とおっしゃったので作法も考えず内臓等を捌いて塩焼きです。
祝い事なので、お頭は落とさないでそのままやるのが良いらしく、更に言うと火の調理もあまりよろしくないようです。
何やら家事を連想させるためだとか・・・?
まぁ、神主さんが火を通して。とおっしゃるぐらいなので最近の風潮は変わっているのかもしれません。あまり気にせず美味しく頂きました 笑
地鎮祭の流れ
初めてのことなので、どのように儀式を進めれば良いのか分からず不安なまま現地集合です。
神主さんのエスコート
神社により作法が多少異なるでしょうが、基本的な流れは似ています。
施主に対しては神主さんが全てエスコートしてくださったので、オウム返しのように事を進めるだけで終わりました。
主に施主が行うのは2点で、地鎮の儀・玉串を祭壇に掲げることです。
地鎮の儀
近くに小さな山が盛られています。
それを「えい、えい、えい」と声を掛けながら崩す作業を行います。
最初に設計事務所の建築士が鎌(かま)を持ち、山に「えい、えい、えい」と入れています。これは土地に邪魔な草などを刈るためのようです。
その次は施主で鍬(くわ)を持ち、神主さんから手順の説明を受けます。
まずは左側を崩し、次に右側を崩し、最後に中央を崩し、山をならしてください。と動作を交えて教えてくださいました。
夫婦二人で鍬(くわ)を持ち、「えい、えい、えい」と山を崩していきました。
終わった後に、神主さんから「これで施主が工事に着手しました。」とおっしゃり
次に工務店の方が鋤(すき)を持ち、「えい、えい、えい」と行います。
「これで工務店の工事が開始いたしました。」と再び神主さん。
そして、鎮物を平らにした山に置いていただきました。
この鎮物は基礎を作る前に土地の中央あたりに埋め、安全祈願をする大切なお供え物です。
末永く守ってくださりますように・・・!
玉串を祭壇へ
次に行うのは玉串を捧げ二礼二拍手一礼を行います。
これまた神主さんがエスコートして下さり、玉串を捧げた後「まずはお辞儀を二回してください。」と言われ、指示に従います。
「次は拍手を二回お願いします。」と言われパン、パンと拍手を行います。
「最後に一礼してお戻りください。」と親切すぎるエスコートに驚きました。
全て、よいしょをしていただいた形になりますが、無事に玉串を祭壇へ捧げる儀式も終了です。
最後に
無事に地鎮祭が終わった後は前述した通り、お供え物を頂きます。
その前に記念撮影として鎮物を持った状態で写真をパシャリ。
次に神主さんと記念撮影。そして設計事務所・工務店の方と一緒にパシャリ。
全てにかかった時間は30分程度でした。
始まる30分前に通り雨がザーザー降っていましたが、始まる前にはピタリと止み無事に地鎮祭が済みました。
そしてすぐに基礎工事の着工です!
これから徐々に建ちあがっていく住宅を見るのが楽しみです。
なお、本来であればこのタイミングで近隣挨拶をするのが多いようです。
私たちは既に別日で済ませてしまっているので、これにて本日の集まりはお開きとなりました。
挨拶回りの記事はこちら→建築士・工務店と3者で挨拶回り