順調に注文住宅の施工が進んでいる状況ですが、施主にとってのメインイベントである造作キッチンの制作は9月頃の予定となっています。
多くの方は人工大理石・ステンレスを選択するかと思いますが、我が家の天板は木製です。造作ですので塗料も好きな物を選べますが、水が頻繁にかかるであろうキッチン天板の塗料を何にするかは悩みの種です。
冒頭の写真ですが、DIYでサイドテーブルを作りオスモとtatara撥水セラミックの2社の塗料を実際に塗り比べてみました。
塗料の比較
フローリングに使用するのはオスモでほぼ決定していますが、以前から気になっていたのがガラス塗料です。
無垢フローリング塗料の悩みの記事でオスモとガラス塗料の検討をしていましたが、実際に目で見て質感を確かめた方が良いと思ったので試作品としてサイドテーブルを制作しました。
市販のサイドテーブルの方が機能性・品質も上でしょうが、好きな塗料が選べませんし、自分で作った方が愛着が湧きますからササっとDIYです。
手前がオスモクリアで、奥側がtatara撥水セラミックです。
写真だと分かりづらいですが、tatara撥水セラミックの方が色味がしっかりと出ています。
オスモクリア
こちらがオスモクリアで施工した天板です。
つや消しタイプなためか、濡れ感はほぼなく自然的な色味に近い感じです。
なお、塗料は以前カタログ請求した時に頂いた無償サンプルでケチっています・・・笑
塗った感じとしては、粘り気のある塗料なので均等に塗るのが少々難しいかな?と感じました。
tatara撥水セラミック
こちらがtatara撥水セラミックです。
写真だと非常に分かりにくいのですが、濡れ感が強く、色味が非常に強く出ています。
にしても蛍光灯が反射しており尚更分かりにくいですね 笑
塗った感じとしては、水を塗っているような感じで非常に塗りやすいです。ハケでスラスラと濡れるので素人でも簡単に塗りこめます。
そしてオスモより色味が全く異なるので塗っている最中もかなり楽しく感じました。
ただ、オスモと違い、塗料が木材の細胞に入り込み硬化してしまうので調湿効果は薄まってしまうようです。
その代わり、強度が上がり、水の侵入も許さないのでキッチン天板・テーブル天板には最適な塗料かもしれません。
何より塗りやすくて楽しいです。DIYでやるのであれば楽しくなければ何のためにやっているのか分からなくなりますしね。
並べて比較
左側がオスモクリア。右側がtatara撥水セラミックです。
同じ環境下で撮影していますが、tatara撥水セラミックの方がより光を反射させていますね。
画像では灰色っぽく見えますが、色合いはチーク感に近いです。
tatara撥水セラミック 境目
tatara撥水セラミックもサンプル品の30mlのみで塗装しています。
天板は300mm×300mmのサイズで、高さは600mmで作っていますので圧倒的に施工面積が足りませんでした 笑
私のスマホのカメラではこれが限界ですが、塗装済と未塗装の差はこのぐらい異なります。
実際に目で見てみると、2倍~3倍ぐらいの色味の違いが感じられます。
見た目の違いはこれぐらいしかお伝え出来ませんが、tatara撥水セラミックの撥水はどの程度なのか見てみましょう。
tatara撥水の性能
水滴を1滴垂らしてみました。
恐る恐る垂らしてみたのですが、あまりの凄さに驚きです。
木材の上で水の雫が留まるなんて通常あり得ませんから・・・。ニスを塗っているのであれば理解できますが、浸透性の塗料でこの性能は驚きです。
手触りも木材のままで、水汚れの耐性も兼ね備えているのであればキッチンの木製天板やダイニングテーブルにはこの塗料一択になりそうです。
唯一のネックと言えば、オスモと比べて価格が2~3倍というところですね。
フローリングの施工面積ですと費用的に大きな負担になってしまいます。
水回りの天板のみで採用するのがベストかもしれません。
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Amazonでは販売していないようで、楽天のリスタというショップから購入が出来ますが、本当に高い塗料なので躊躇してしまいますね・・・。
サイドテーブル 2way
余談ですが、今回DIYしたサイドテーブルはミニテーブルとしても使用できます。
お客さんが来た時はローテーブルを出して、サイドテーブルは横に倒しミニテーブルとして利用する予定です。
ローテーブルは大きくないので、コップやお皿を置けるスペースとして活用予定です。
イスに座るスタイルでは使用できませんが、せっかくの無垢フローリングを採用するのですから、床を有効に使用するリビングの活用方法です。
なお、手前がオスモクリア、奥側がtatara撥水セラミックで塗ってあります。
はい、分かりませんよね・・・笑
今は賃貸の住まいで使用していますが、我が家が出来上がった時にサイドテーブルが雰囲気にマッチするかはドキドキです。
ちなみに材料は無垢の杉ですが、カインズやコーナン等のホームセンターで販売されている杉ムクボードという商品です。
910mm×1820mm×24mmで3,980円(税別)と格安木材です。
サイドテーブル一つの単価は約2,000円でリーズナブルに仕上げています。
まぁ、塗料の方が本体価格より高くなるのですが 笑
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